fc2ブログ

 飛んでゆけ 


風向きで流れてくる

香り、空気、そして幸運

新しい世界、時代、夢

飛ばされてその風に乗ろう

身体を透明にして

桜の花びら舞う

この季節に

透き通った

心と真実を

まとってさえ

もっと遠くへ行こう

まだ終わらない

この旅は、あの先もっとずっと奥まで

森を抜け湖を渡り、山を越え人里を見下ろして

飛んで行け

海もこえる

大きな声をあげ、人を呼び

先を見つめ

耳を澄ませ

両手を広げて

遥か彼方の懐かしいあなたの元へ






スポンサーサイト



 思い出の桜の中 


ああ~忙しい忙しい

忙しさの中で

たまらず頭をかかえて

広げたファイル

いつもいつも、忙しくしてるね

そんな言葉がリフレイン

たまには息抜きだよ

優しい声に

イライラした

息抜きしても忙しさは変わらないよ

ぶつけたストレス

涙目になって入れてくれた紅茶は

思ったより香りが身体に染みた

春だっていうのに

春だからこそ

忙しくて、本当は遊びに連れて行ってあげたいのに

それもできないまま

桜はもう、散ってしまっただろうか

思い出に残るのは

窓の外に広がる桜並木

その中を歩くのは

いとも簡単な事だったのにな




 お花見 


会いたい気持ちは

どこを探しても

ちっとも見つからないよ

桜でうっとりしたベンチも

綺麗だなぁと思うだけだし

話したいなと手もとを見つめるのも

ほとんど今はないよ

きっと

通りすがりに

きみがいても

たぶん気づかないだろうね

そんな僕だから

きみのこと

本当にこれっぽっちも

好きだって想い無いんだと思う

だからさ、桜舞うあのベンチも

他の誰かさんと一緒に

来ればいいし

桜のアイスクリームだって

笑いあって食べたりすればいい

ぼくは僕で

楽しく桜見物なんかしてる訳だし

もちろん、隣には可愛い女の子だっているしね

ああ、桜の花を見上げたら

どこからか雫が落ちてきたりして

涙みたいに見えるかもしれないけどさ

気にする事なんてないんだからね










 新しい枝たち 


清々しい青空に

手を伸ばして

まっすぐに

上へ上へと伸びてゆく

どこまででも

連れて行ってくれそうな

この時期にわたしを励ますかのように

のびてゆく新しい芽

そして待ちわびたように

両手を伸ばす枝たち

空を仰ぎ

全てを忘れよう

もうすぐやって来る

季節に包まれる光

泥んこの足元など

気にすることは無い

遥かその先に

待っている夢と希望に

思いっきり手を伸ばそうじゃないか





 別離 


夢の中で手を取って

笑う私と

ふざけるあなた

どこまででも行けそうで

手を離さないで

と心に誓った

それがいつの間にか

何処を向いているのか

何を考えているのか

それさえもわからなくなって

濁った瞳の奥で

どこに視線を向けているのか

いつの間にか

何処を歩いている時なのか

手をつなぐことも

手を伸ばす事すら

考え及ばなくなって

ああ、終わりだなって

漠然と

だけどしっかりと

心に灯った

別れ

もう戻れない

戻してはくれない

それも全て理解してしまう事の悲しさ

時は待ってくれない

言葉に出すのは

悔しいけど辛いけど

さようなら





 出会い 


人はね

一人では生きて行けないんだよね

だけどね、

だれと生きて行くか

それが大事なんだね

でもさ、

誰と生きて行くかなんてさ

わからないよね

愛する人?大切な人?

自分をわかってくれる人?

何でもやってくれて一緒にいて楽な人?

楽しい人?疲れない人?

お金持ち?地位のある人?

優しい人?穏やかな人?

ん~わからない

最初に思っていた人が

後から、あらこんな人だったのか~

とか思ったりする事もあるしね

出会いなんてさ

本当に偶然と奇跡が重なってさ

出会うんだよね

だけどさ、

人との出会いと

繋がりはさ

やっぱり大切にしたいんだよね

悲しい時に

支えになってくれるものね



 死 


その姿は地上に存在する

愛しい姿ではなかった

朽ち果てた

何か遠い国の

知らない何か


何から話そうか

いつから話していないだろう

わたしが生きてきた旅の話

どんな冒険をして

色んな人に会い

その人たちと深く浅く

心通わせて話をして

涙して手を叩いた

それからそれから

あふれ出る想いは

沢山あるのに

脳裏によぎるのは

無機質な物体

本当にそれだけ?

違う違う

彼は楽しそうに笑顔を見せてくれていた

大柄なその姿は

たくましくもあり、幼くもあった

そして、愛しくも

楽しい月日は

もう戻らない

無駄に過ぎた年月は

変えられない

さようなら

安らかに

どうか、笑顔で

優しい顔で







 トリップ 


これが夢かな

何が大切で

誰が必要で

何処へ行くべきか

まだまだ、一つとしてわからないけど

ただ

胸がこの一点に向かう時

わくわくして柔らかくなる

それが夢というのなら

悪くないのかもしれない

寝ている時に

知らない世界にトリップして

その世界が

現実に現れる

それは胸の高鳴りと一緒に

本当の世界にもたらされた

冒険のはじまり

もう一つの自分

知らないわたし

ぼく、オレ

だから目をつむろう

この血の高鳴りと共に

空を飛べる日を

夢にみて

遥か彼方へ





 「殺人の記憶?」ありがとうございます。 


エブリスタで「殺人の記憶?」を連載しておりましたが、

終りまして、たくさんの方に読んでいただいて、なんだかとってもありがたいです。

お褒めの言葉も、たくさんの反応も、激励の言葉も

嬉しく励みになります。

キャラクターたちもみんな喜んでいるようです。

まだまだ、これからお越しいただく方もいらっしゃるかもしれません。

最後まで読んでいただけたら、幸いです。

訪問してくださった方とのコミュニケーションって

本当に、力になるものです。

この場をかりて

お礼申し上げます m(__)m




 想い やり 


ひとつ、悲しみを乗り越えるなんてできない事

このひとつは、果てしもなく大きな疑問点で

それをどう感じて、どう動くか

はたまた、本質はどこにあるか

いえいえ、答えがみつかるわけもなく

渦巻いている深い悲しみは

飲み込まれると這い上がれない位

大きくて複雑で

どこに通じているのか

いつか無くなるものなのか

答えは見つからない

そんな事はわかりきった事で

魂が消えるその時まで

本当の真実なんて

それぞれ、別々のもので

失う事の辛さも悲しさも

そこここに転がっている真実だし

誰もが対峙する場面

だからなのかも

人は人を思いやる事ができるのは





(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

桜咲 やよい

Author:桜咲 やよい
woman

ところどころに緑の点在するまだまだ田舎っぽいところに住んでいます

QR