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 『番台でおぼれて』 2 


『番台でおぼれて』全五話

pixivで連載を終えました。

このお話はもともとあった二つの物語を一つにしたものです。

沙由紀と葉月、ふたりと不思議な出来事。周りの人たち。

お時間がございましたら、覗いていただけると幸いです。



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 春のキス 


笑い転げるきみ

涙が出そうなぼく

きみに手を振り、嬉しくてスッテンコロリン

それでも

「大丈夫?」と見上げるきみの目

映る空

涙も止まってキスしたい


手を繋ごうとしたら、

不意に現れるきみの友だち

そらされた手のひらを

友だちに向ける

悔しいタイミング

ぼくの手はスイミング


笑顔が眩しくて

手をかざせば

伸ばしたきみの手は空をきり

ぼくの腕をかすめてる

なんて間の悪い

どうして間抜けな

ぼく、ぼく、ぼく


それでも

うつむくぼくのほほに

きみがくれた春の唇


 春は霞 


街路樹がけむっている

まっすぐに伸びた大きな通り

あれは、何年か前に植えられていた苗木

今、わたしの目の前に

枝と枝の間に

エネルギーと希望のオーラをまとい

ぼんやりとたたずんで

もうすぐだね

待っているんだね

ぼん!と世界に飛び出すのを

それは、気がつけば

いつなのかわからないくらい突然で

やって来る瞬間が

待ち遠しい

風がやんだね

匂いが変わった

どこからともなく

瞬きだす

桜の妖精たち

 『番台でおぼれて』 

pixivで小説をアップしました。

『番台でおぼれて』

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7924264

です。

よろしかったら、お立ち寄りくださいm(__)m



 「東京タラレバ娘」缶みかん 


 テレビのドラマを見ていて、とっても不思議に思いました。

 「東京タラレバ娘」というドラマです。

 ドラマの中で風を引いた彼が『缶みかん』を食べるシーンがあり

 あれ?と思った次第で。

 実は、今連載している小説の中、3月11日にアップ予定だった中に

 主人公の女の子が風を引いてパパに缶みかんをもらって食べるシーンが

 あり、へ~~~と思いました。

 わたしが小さい頃になぜか熱を出して、回復まじかになると

 缶みかんが食べたくなるのです。

 そんな人ってまれだと思っていたので、びっくりです。

 しかも、こんなに同じタイミングで。

 自分がたまたま見ていたドラマで。

 なんだか、どこかリンクしているものがあるのかなぁ~と

 不思議、&びっくり、です。

 もうすぐ、連載も終わりになります。

 「直球ガール、変化球ボーイ」

 自分の中でも笑ったり泣いたりしている女の子たち、

 そっけない男の子たちがいます。

 良かったら、お立ち寄りください。

 一人荒海に立つ 

荒波の中にいる

   荒れ狂う波しぶきにあおられて

      息もできないくらい

身体中にまとわりつく水の精

   薙ぎ払い戦い押し返す

      ただ生きているだけの命

夢や希望という名の生きる糧を

   どこかに探し出そうともがく

      荒れ果て傷つき血を流し

それでも、今なお生きようと顔を上げる

   諦めるという選択肢、逃げ出すという回り道

       先に進む以外の道は簡単だ

何度も繰り返し一歩を出せずに

   顔をゆがめ後方を顧みる

       静かな海が広がっているのが見える

ああバカだなぁと一人笑ってみても

   肩を叩いてくれる友はいない

       それを勧めて許す親も兄弟もいない

 小説の連載を始めました 



毎日が寒くて、何もかもおっくうになる冬ですが。

以前書いた小説を連載しています。

お時間があったら、読んでみて下さい。

自分の学生の頃をモチーフにしています。

感想など、頂けたら嬉しいです。

http://ncode.syosetu.com/n7570dt/

「直球ガール 変化球ボーイ 変わる季節の中で」

どこか、懐かしさや昔を思い出したりしていただけたら、

と、思っています。

 あなたをつかまえて 


全部みんなどれもこれも

あなただって思える

わたしを呼ぶ声、

ぎゅって抱きしめられたぬくもり

冷たい頬

くちびる

濡れた瞳

ささやいた声が耳元で聞こえる

あなたがいなくなってからも

わたしの周りには

そこここにあなたがいる

昨日寝坊した朝も

北風の音で眠れなかった夜も

優しい声や柔らかいあなたの肌触りが

包み込む

人は何処へ行くのでしょう

身体を離れてゆくその先は

今のわたしとどこかで

繋がっているのでしょうか

そうしたら、いつか

わたしはあなたの顔を見ることが

できるのかしら

ほらね、また耳元で声がする

きっと、会えるよ って

 日が昇る 


熱き情熱のごとき朝日が昇る

何億何千

日は昇り地上を照らし

街を包み

微笑み

そして夜に世界を手渡し

また現れる

今年も始まると思う人類は

まだ何も成し遂げていないのだろう

生かされている

その儚い命さえ

いつ尽きるとも知れず

ただ、今を生きるしか術を知らない

生きていることの

奇跡を祝おう

明日この世が無くなるかもしれないのだから

輝く太陽に

顔を上げて

同じように明日巡りくる

陽の光が自分のもとに

届くように



 おばあちゃんの恋 


いつも言うの

おばあちゃんはあたしの頭をなでながら

「まあやは、いいね、これから大好きな人にめぐり合えて」

そして遠くの方を見つめながら悲しい目をする

あたしは聞いてみる

「どうして?おばあちゃんもおじいちゃんにであったんだよね」

するともう一度あたまをなでながら

「そうね、それは神様に感謝しているわね」

そうしてもう一度表情が曇る

「戦争っていやだね、大好きな人に会えなくなるからね」

おばあちゃんの頬に涙が流れるのを見た

「大好きな人に会えなくなったの?」

あたしは何も考えないまま聞いてみる

「そうね、ずっと待ってて待ちくたびれたからね」

「待つのをやめたの?」

軽い笑い声と一緒に首を振る

「まあやは、大好きな人ができたら絶対手を離しちゃだめだよ」


それからおばあちゃんはベッドから起きられなくなった

ベッド脇に立つとおばあちゃんは嬉しそうにあたしの頭に手をのせて

「まあや、おばあちゃん大好きな人に会えるかもしれないよ」

目がきらきらしてこどもみたいで、あたしは嬉しくなった

「大好きな人が来るの?おばあちゃんに会いに?」

ベッドの中で物凄く嬉しそうにおばあちゃんが頷いた

それからしばらくしてお母さんが言った

「おばあちゃんはとても遠い所にいってしまったよ」

あたしは最後に会ったおばあちゃんの顔を思い出して

大好きな人にきっと会って喜んでいるんだな、って思った





(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

桜咲 やよい

Author:桜咲 やよい
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ところどころに緑の点在するまだまだ田舎っぽいところに住んでいます

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